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スリランカ(セイロン)の紅茶
スリランカ(セイロン)の紅茶
- ■2020/02/08 スリランカ(セイロン)の紅茶
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【標高で異なる味と香りと水色】
スリランカの南部には山脈があり、その山脈に沿って茶園が広がっています。1867年にスコットランド人のジェームス・テーラーが古都キャンディの地にアッサム種の苗木を植え、栽培に成功したのが世界で名高いセイロン紅茶の始まりです。
今では茶の産地は大きく5カ所に分かれ、標高によって味、香り、水色が異なります。標高0~600mで低地栽培されているものはローグロウンと呼ばれ、キャンディ、ルフナなどがあり、600~1,200mで中高地栽培されているものはミドルグロウンと呼ばれ、ディンブラとウバがあり、標高1,200~1,800mで高地栽培されているものはハイグロウンと呼ばれウバ、ヌワラエリア、などがあります。スリランカの紅茶は栽培地の標高により、個性が異なり、栽培地の標高が高くなるにつれ、茶葉の成分であるタンニンの量が多くなり、パンジェンシーと呼ばれる心地よい刺激的な渋味とキレ味が強くなる。香りもフルーツ系やフラワー系の甘い香りが強くなってきます。一般的に低地で栽栽培された茶葉は発酵が強く、抽出したときの水色は黒みがかかった濃い赤色。栽培地の高度が上がるにつれて、発酵が弱くなり、透明度の高い赤色系になります。これらの茶葉は全てオーソドックス製法で作られ、茶葉のグレードはBOP,BOPFが多く、抽出力が高く、水色や味が強く出ます。
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