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コーヒーカップの種類

■2018/11/24 コーヒーカップの種類: 《カップの形状で味や香りの感じ方は変わる》
コーヒーカップの形状の違いは、コーヒーの味の感じ方に大きく影響を与えると言われています。その理由として、舌の味覚を感じる部分が関係しています。舌は先のほうで甘味、側面で酸味、奥のほうで苦味を感じます。そのため飲み口が広がったカップだと、舌の側面までコーヒーが行きわたり、酸味をよりよく感じやすくなります。また、マグカップのようなまっすぐな形のものだとダイレクトにのどに向かうため、舌の奥のほうが刺激され苦味を感じやすくなります。つまり、コーヒーを口に含んだ時、舌の上でどう広がるかによって味の印象が変わってしまうのです。コーヒーカップの色も視覚的印象から味の感じ方に影響を与えると言われています。
《専用カップでよりおいしく》
カフェでエスプレッソやカフェ・オ・レなどを注文すると、それに合わせた専用カップで提供されることがあります。それは、いちばん美味しく飲める器になっているからです。例えば、カプチーノカップは泡と液体が最後までバランスよく口の中に入っていくように、また、エスプレッソカップは飲み頃の温度で提供できるように、厚みがあって冷めにくい作りになっています。
《コーヒーマナー》
コーヒーのマナーで注意するのは、取っ手の向きとスプーンを置く位置です。一般的にテーブルマナーは右利きが前提になっているため、取っ手もスプーンの柄も基本は右向きに置きます。ただし、角砂糖やコーヒーシュガーといったやや溶けにくい砂糖を添える場合は、スプーンでかき混ぜる際に音を立てないでよう左手でカップを固定させるため、取っ手を左向きに置く場合もあります。また、使い終わったスプーンはカップの後ろに置くこと。また、最近では最初からスプーンをカップの後ろにサーブして提供する店も増えてきましたが、その理由はブラックで飲む人が増えたことや、ヘルシー志向で砂糖やミルクを使わない人が増えてきたからともいわれています。また、カップの底に手を添えて飲むのは避けたほうがいいでしょう。これは欧米ではマナー違反です。

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